診療報酬ファクタリングの2社間と3社間の違い4選と選び方

診療報酬ファクタリングには2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの2種類の取引形態があります。

以下では2社間についてと3社間についてまずはご説明していきます。

 

2社間ファクタリングとは?(診療報酬ファクタリング)

2社間ファクタリングは、あなたの医院とファクタリング会社が契約して資金調調達する取引形態になります。

支払基金の社保や国保連には債権譲渡通知は不要という事が大きな特徴になります。

債権譲渡の通知が不要なため、支払基金に資金調達していることが周知されずに資金調達できることから、今後の付き合いや関係性を崩したくない方や国保連などにバレたくない理由がある方にとっては有効な方法になります。

 

3社間ファクタリングとは?(診療報酬ファクタリング)

2社間と違い3社間ファクタリングの場合は、あなたの医院とファクタリング会社、支払基金の3社で契約を結び、資金調達する方法になります。

支払基金に債権譲渡通知を送り、同意を得た上で、レセプトが医院からファクタリング会社に移行されます。

2社間の場合は、振り込まれたレセプトをファクタリング会社に入金する流れ。

3社間の場合は支払基金からのレセプトの支払い先があなたの医院からファクタリング会社に変更される。

支払基金からレセプトが支払われていたのがファクタリング会社からレセプトが振り込まれるという流れになります。

 

2社間と3社間の主な4つの違い

2社間 3社間
債権譲渡通知の有無 無し 有り
現金化までのスピード 早い 遅い
手数料 高い 安い
掛目 3社間に比べて低い 70~90%

違い①債権譲渡通知の有無

債権譲渡通知の有無が大きな違いの1つ目になります。

<2社間ファクタリング>

2社間ファクタリングは債権譲渡通知が不要なため、相手先や支払基金に資金調達していることがバレずに現金化できるというメリットがあります。

医療機関などでは大きなメリットにはなりえないのですが、一般業種の場合は相手先や取引先に資金調達していることがバレてしまうと「あの会社経営困難なのか!」と疑われ今後の付き合いに支障が出たり、契約を破棄されてしまうリスクがあるため2社間を利用する企業も多いです。

 

<3社間ファクタリング>

医療機関のファクタリングの場合は主に3社間での取引が一般的になっています。

3社間の場合は債権譲渡通知が必要で、支払基金である社保や国保連に送付し、同意の上で契約という段階を踏んでいきます。

そのため社保や国保連にファクタリングで資金調達していることが周知されてしまいます。

ですが支払基金である社保や国保連とは金銭だけの関係なので周知されてもデメリットには一切ならないという側面があります。

このことから診療報酬ファクタリングでは3社間を採用している会社や業者が多いのです。

 

違い②現金化までのスピード

2社間の場合は、即日・当日・翌日などすぐに資金化できる大きなメリットがあります。

3社間の場合は一般的には2~3週間前後での資金化となるケースが多いです。

ですが現在は即日や翌日など柔軟に対応してくるファクタリング会社も増えてきている印象です。

なぜこのような入金のスピードの違いが生まれるのか?その理由は

上記でも説明した「債権譲渡通知」が関係しています。

 

2社間の場合は、社保や国保連との契約や債権譲渡通知を送る必要がないため、すぐに現金化できます。

3社間の場合は、社保や国保連に債権譲渡通知を送付する必要があり、同意を得る必要もある。

上記の理由から送付までの時間や返信まで時間などがあるために入金までのスピードが遅くなってしまうのです。

 

違い③手数料

2社間の方が手数料が高い、3社間の方が手数料が安くなっています。

2社間ファクタリングの場合、手数料は一般的に10~30%なのですが、これは一般業種の場合で

診療報酬債権は信用度が高く、倒産リスクの無い国営保険機関に対する債権であるため、必ず支払いを受けることができます。そのため、非常に安全性の高い優良債権として高い買取率での買取を行います。

 

一般業種の場合、2社間だと売掛先が倒産してしまうと、回収できなくなり、ファクタリング会社が貸し倒れのリスクが高まってしまうため手数料を高く設定しています。

その流れで診療報酬ファクタリングでも2社間の方が手数料が高くなってしまうのです。

 

3社間の場合は債権譲渡通知で同意を得ているため、ファクタリング会社の貸し倒れに対するリスクが減るため手数料も安くなります。

3社間の一般的な手数料は3~10%と言われています。

 

違い④掛目

こちらもファクタリング会社の貸し倒れのリスクを考えて設定されています。

2社間の場合は、掛目を高く設定してしまうと、万が一回収できない場合膨大な負債を背負ってしまう。

そのため掛目は低く設定されています。

 

3社間の場合は高い場合だと診療報酬債権の95%を買い取り対象にしている会社もあります。

回収できないリスクが少ないため、より多くの現金を買取ることができるということです。

 

2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの選び方

どちらの取引形態を選ぶかは利用者によって全く違ってきますので正解はありません。

2社間ファクタリングを選ぶべき経営者の特徴

  • 手数料が高くても今すぐに現金が必要な方
  • 何らかの理由で支払基金にバレずに資金調達したい方

 

3社間ファクタリングを選ぶべき経営者の特徴

  • 手数料重視してできるだけ安くしたい方
  • より多く現金化したい方
  • 長期的にファクタリングを利用しようと思っている方
  • 今すぐなどの急用でない方
  • 資金調達が周知されても問題のない方

 

終わりに

診療報酬ファクタリングの2社間と3社間の4つの違いと選び方をご紹介しました。

2社間 3社間
債権譲渡通知の有無 無し 有り
現金化までのスピード 早い 遅い
手数料 高い 安い
掛目 3社間に比べて低い 70~90%

こちらを参考に選んでいただければと思います。

ですが2社間ファクタリングに関してはおこなっている会社が少なく比較する会社が少ないです。

3社間ファクタリングの場合はおこなっている会社が多いため比較検証してあなたにとって一番良い会社を見つけやしメリットなどもあります。

それらを考慮して選ぶとよりよいファクタリングができますよ。

【2019年最新】1からわかる診療報酬ファクタリングの仕組みと契約前に見るべき7つのポイント

診療報酬債権を有する事業者が利用することができる診療報酬ファクタリング。

病院や医院、診療所や医療法人、歯科医などが利用することができるファクタリング方法になります。

そんな診療報酬ファクタリングの仕組みや流れについて本記事では詳しくご紹介します。

診療報酬ファクタリングとは?

病院などの医療機関は通常、患者様から医療費の3割負担分が入ってきます。

残り7割の医療費は支払基金である社保や国保連に申請しますが、7割全てが承認される訳ではなく、1~3%は減額されて2ヶ月後に入金されるのが一般的です。

社保や国保連から2ヶ月後に入金があるまで、残り3割のお金で経営しなければいけなく経営困難医院や歯科医が多いのが現状です。

 

ここで便利なサービスが診療報酬ファクタリングになります。

2ヶ月後に振り込まれる医療費の残り7割を早期に現金ができる便利なサービスです。

 

簡単に診療報酬ファクタリングについてご紹介しましたが、以下ではさらに詳しくご紹介していきます。

1からわかる診療報酬ファクタリングの仕組みと契約する前に見るべき7つのポイント

診療報酬ファクタリングとは?図解で解説

診療報酬ファクタリングは、診療報酬債権をファクタリング会社が買い取り、早期に現金化できる新しい資金調達方法になります。

上記図は3社間での診療報酬ファクタリングの流れを表しています。

あなたの医院とファクタリング会社と支払基金(社保、国保連)の3社間で契約し、資金調達するのが3社間ファクタリングの仕組みになります。

診療報酬ファクタリングには2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの2種類の取引形態があり、どちらもメリット・デメリットが存在します。

詳しく知りたい方は以下をあわせてお読みください。

>診療報酬ファクタリングの2社間と3社間の違い

 

診療報酬ファクタリングの仕組み

診療報酬ファクタリングは銀行の融資や貸金とは全く別ものになります。

借り貸しなどのイメージがあるかもしれませんが、ファクタリングはそのような概念がありません。

あなたの医院とファクタリング会社が契約後、2ヶ月分(前月と当月)の診療報酬債権(レセプト)をファクタリング会社が買い取り、手数料を差し引いた金額を当月に2ヶ月分入金する仕組みになっています。

 

診療報酬ファクタリングの流れ

<通常の医療機関のレセプト請求の流れ>

医院→レセプトを国保連に請求→審査→2ヶ月後減額されたレセが入金

<診療報酬ファクタリングを使った医療機関のレセプト請求の流れ>

①医療ファクタリング会社と契約→レセプト債権(国保連)が医療ファクタリング会社に移行

②医療ファクタリング会社→医療・介護施設にレセ買い取り金額(手数料をひいいた分)2ヶ月分を振込み

③国保連からの振込先が医療ファクタリング会社になる。
(国保連は支払先があなたの医療機関から医療ファクタリング会社に変更されただけ)

簡単にまとめると

  • あなたの医院はファクタリング会社から手数料を惹かれたレセ金額2ヶ月分が振り込まれる
  • 国保連のレセ入金がファクタリング会社に変更される

 

診療報酬ファクタリングの種類

診療報酬ファクタリングや医療ファクタリング、介護報酬ファクタリングや調剤報酬ファクタリングなど医療機関のファクタリングでも数種類のファクタリングがあり、わからずらいですよね。

  • 診療報酬ファクタリング
  • 介護報酬ファクタリング
  • 調剤報酬ファクタリング

この3つを総称して、医療ファクタリングと呼びます。

3つを括って医療ファクタリングと呼びますので勘違いしないようにしてください。

 

診療報酬ファクタリングのメリット

  • 銀行で融資を断られた方でも利用できる
  • 融資と違い負債にならない
  • 保証人や担保は貸すわけではないので不要
  • 信用情報を照会することはないのでブラックや税金未納の方でも利用可能
  • すぐに資金調達可能
  • レセプト請求するのに国保連への手続きが面倒な方
  • 資金繰りが楽になる
  • キャッシュフローが改善される

診療報酬ファクタリングのデメリット

  • 診療報酬債権を全額は買い取ってくれない
  • 一度利用すると便利すぎてなかなか抜け出せない

診療報酬ファクタリングの審査は?

審査に関しては銀行の融資などとは違い非常に緩いです。

そもそもファクタリングは銀行の融資や貸金とは全く別モノです。

ファクタリングは借りるということではなく、あなたの医院の診療報酬債権(レセプト債権)を買い取り早期現金化する仕組みになっているからです。

そのため

  • 貸金、融資ではないため、個人情報の審査も保証人も必要なし。
  • 病院の規模や経営状況の審査も緩い(レセプトあればOK)
  • たとえ経営者自身の個人カードが焦げ付いていても関係なし

経営者自信が信用情報ブラックの場合は、税金未納の場合でもファクタリングは金融ではないため、信用情報の照会は行わないため問題なし!

 

以下ではファクタリング会社と契約する前に確認するべき7のポイントをご紹介していきます。

契約前に見るべきポイント①取引形態

2社間と3社間の2種類の取引形態がありますが、あなたの利用状況に合わせて選ぶ必要があります。

簡単にまとめると

2社間の場合:支払基金に資金調達している事が周知されない、バレない。

手数料は高い。支払いスピードは3社間に比べて早い。

 

3社間の場合:支払基金に債権譲渡通知を送るため資金調達している事が周知される。

手数料は安い、支払いスピードは2社間に比べて遅い

 

 

契約前に見るべきポイント②手数料

買取手数料以外にも契約事務手数料などさまざまな手数料が発生します。

各社を比較する場合はまずは買取手数料をチェックするべきです。

手数料が安い会社だと1.5%~、比較的安い手数料は2%~、高い会社だと5%~となっています。

手数料を公式サイトで記載していない会社もありますのでその際は問い合わせして確認しましょう。

 

契約前に見るべきポイント③掛目

レセプトは一般的に全額買い取れません。

掛目が設定されていて一般的には70~90%の掛目が設定されている会社が多い印象です。

例を上げると100万円のレセプトの場合、掛目が90%に設定されている場合は90万円が買取可能額になります。

より多く現金化したい場合にはこの「掛目」をチェックしましょう。

全額買取可能な会社もありますが手数料は高めの設定。その他95%の掛目を設定している会社もあります。

 

契約前に見るべきポイント④買取可能額

買取可能額も確認するべきポイントの1つになります。

下限や上限が設定されていることが多いです。

特に10~30万円などの少額取引したいと思っている方は調べるべきです。

50万円~という会社もあり、少額取引できない会社が多い印象。

その反対に数億円以上のファクタリングをしたい場合も、上限が5000万円という会社などがありますのでしっかり買取額はチェックしておきましょう。

 

契約前に見るべきポイント⑤買い取り可能月数

上記の買取額とは違い、買取可能が月数もチェックするべきポイントです。

1~5ヶ月分の診療報酬債権を買取可能な会社もあれば、2ヶ月分、3ヶ月分などの会社もあります。

買取可能な月数が多くなればそれだけ大きな資金調達ができますので、早急に大金が必要な場合には見るべきポイントの1つです。

 

契約前に見るべきポイント⑥現金化までのスピード

緊急時で早急に現金が必要なのか?計画的なファクタリングなのですぐには必要がない。

利用者によって緊急性は異なります。

現金化までのスピードが早い会社だと即日、当日、翌日に対応してくれる会社もあります。

一般的には2~3週間前後で、遅い会社だと一ヶ月かかるところもあります。

早急に現金が必要な場合は現金化までのスピードが最重要項目になります。

 

契約前に見るべきポイント⑦資本金

ファクタリング会社の資本金もチェックしましょう。

公開している会社もあればしていない会社もあります。

公開していない会社は、資本金が低くマイナスなイメージを持たれてしまう危険性があるため非公開にしているのかな?と個人的には推測しています。非公開ということで不透明な会社と捉えることもできます。

 

資本金が公開している会社は透明性も高い印象です。

また資本金が多いとそれだけ資金力が高いため、倒産のリスクや、数億などの大口の契約にもすぐに対応できます。

 

終わりに

診療報酬ファクタリングの仕組みと契約前に見るべき7つのポイントをご紹介しました。

ファクタリングは国も推奨している新しい資金調達方法になります。

聞き慣れない方は「怪しい」と疑ってしまいますが問題ありません。

ですが悪徳業者がいるのも事実で利用する場合はしっかり会社を選ぶ必要があります。